よくある質問

羽毛ふとんの特徴について

羽毛ふとんとは水鳥羽毛100%を使用し、ダウンが50%以上のふとんのことです。ダウン50%未満は羽根ふとんと言います。
保温性・吸湿性・放湿性に優れ、軽くて温かいので人気があります。
しなやかで身体にしっかりフィットするのも羽毛ふとんの人気の理由です。

羽毛ふとんと羽根ふとんの違いについて

羽毛ふとんの詰めものは、ダウン(胸元に生えている綿毛)と、スモールフェザー(腹部の軸がある羽根)です。 ダウンの比重が多いほど保温性が高く、耐久性があり高級品となります。
また「羽毛ふとん」はダウンを50%以上使用しているふとんのことで、50%未満の布団は 「羽根(はね)ふとん」と呼ばれています。
ダウン85%という表記の羽毛ふとんは、ダウンが85%でフェザーが15%という配合比率になります。
さらにダウン93%以上のものは高級品の目安となります。

羽毛ふとんの厚みについて

羽毛ふとんの厚みには主に次の種類があります。

■本掛けふとん・・・ 厚手タイプ (おすすめ季節/秋・冬)
寒がりな方・寒冷地にお住まいの方・厚めの掛けふとんがお好みの方
秋冬用としていますが、気温が下がる初秋や春先から活躍してくれます。
とにかく寒がりで、真冬に安心してご利用できるタイプをお探しの方におすすめです。

■合い掛けふとん・・・中厚タイプ(おすすめ季節/春・秋・冬)
軽いふとんがお好みのかた。 気密性の良い住宅(集合マンションなど)は冬でも十分の厚みです
真冬に薄く感じるかたは薄手のケットなどを重ねてお使いください。
本掛けと肌掛けの中間に位置する羽毛ふとん。
秋からから冬にかけて、また冬から春にかけてご使用頂ける、使い勝手の良いお布団です。
季節の変わり目に一枚あるととっても便利です。

■肌掛けふとん・・・薄手タイプ(おすすめ季節/春・夏・秋・冬)
ちょうど良い厚みで一年を通して使えます。
保温性と通気性を兼ね備えた肌掛けふとんは四季のある日本にはまさにピッタリの掛け寝具です。
ダウンケットとも呼ばれています。
季節やお好みに応じてほかの掛け寝具と重ねてお使いください。

■2枚合わせふとん・・・合い掛けと肌掛けの2枚組み(おすすめ季節/春・夏・秋・冬)
合い掛けふとんと肌掛けふとんの2枚組みになります。季節に合わせて組み合わせ自在。
春・秋は 合い掛けふとん1枚で 、夏は肌掛けふとん1枚で、冬は2枚合わせてお使いください。
オールシーズンふとんとも呼ばれています

羽毛ふとんのサイズについて

羽毛ふとんには主に次のサイズがあります。

シングル 150×210cm・・・1人用(ベット幅:約100cm)
セミダブル 170×210cm・・・1人でゆったり(ベット幅:約120cm)
ダブル 190×210cm・・・2人用(ベット幅:約140cm)
クイーン 210×210cm・・・2人でゆったり(ベット幅:約150~160cm)
キング 230×210cm・・・2人でゆったり または家族3人用(ベット幅:約180cm~)

甲州羽毛ふとんでは、そのほか別注サイズも可能です。
詳しくはお問い合わせください。

羽毛ふとんを選ぶときに気をつける点
羽毛ふとんの中のダウンの混率

ダウンの混率によって温かさが変わります。 一般的にはダウンの混率が大きいほどふわふわして温かくなります。
例えばダウン90%の羽毛ふとんとダウン93%の羽毛ふとんを比べると、 ダウン93%のほうがより温かい羽毛ふとんだといえます。

産地

一般的に寒い地域で飼育された鳥が高品質と言われています。 これは寒さに対応するために、保温性の高い羽毛で身を守っているからです。 産地による品質の大きな違いはなく、飼育期間や環境により品質が変わります。 また、ダウンベルトと言われる北緯50度あたりの地域が高品質な羽毛が取れると言われています。

羽毛(ダウン)の産地として有名なのが、ポーランドとハンガリーです。
このふたつの国は、国策事業としてダウンの品種改良に努めてきた歴史と、水鳥を飼育するのに適した自然環境に恵まれているため、高品質な羽毛を産出しています。
フランスは寒暖差の厳しい気象条件の中、長期に大切に飼育される水鳥の羽毛はとくに大きく成熟しており優れた暖かさ持ちます。恵まれた気候と伝統ある飼育法により、独特の優れた保温性と資質を持ち、世界的に人気があります。

羽毛はその年の天候や環境により、品質や採取量が変わる、いわば「農産品」です。
単一産地の羽毛には限りがあります。産地表記のないものは、安定した品質を保つために各産地の羽毛をミキシングしています。上質なウイスキーのようにミキシングすることにより、毎年安定した高品質な羽毛ふとんがお届けできるのです。
甲州羽毛ふとん®は、世界の名産地から選び抜いた最高の羽毛を使用しています。

側生地

羽毛の吹き出しを防ぐために織りの密度が高く、ゴワゴワと厚くない生地が適しています。

高密度に織り上げたがわ生地はダニを通しません。
軽く、しなやかで、柔らかく、強靭ながわ生地を選び抜き、それぞれの商品に使用しています。
特にN100シリーズでは、細く強く軽い100番手の糸(超長綿)を使い、国内の織布工場で丁寧に織り上げています。
一日あたり、わずか80mしか織り上げることができない最高品質の貴重ながわ生地です。

カバーについて

カバーを付けることで、 羽毛ふとんが汚れることを極力抑え、傷をつけることを防ぐ役割にもなります。 長年使っていただくためにもカバーは付けてご使用ください。

ダックとグースの違いについて

ダックはアヒル、グースはガチョウになります。
一般的にダックよりグースのほうが体が大きいため、羽毛(ダウンボール)の一粒一粒が大きく、空気をよく含み保温性・弾力性に優れています。

羽毛のがわ生地から黒っぽいものが透けて見えますが・・?

これはブラックポイント(黒点)といいます
水鳥の羽毛は全てが白色では無く、一部グレーや茶色の羽毛も混ざっています。このグレーや茶色の羽毛は白い生地から透けて黒く見えることから、ブラックポイント(黒点)と呼ばれています。 品質基準ではホワイトの基準はグレー混入率1.5%以下と定めており、弊社の商品はこの基準は大きくクリアしております。 なお、羽毛の品質はダウンの色により違いはございません。

スチームパワーアップ加工について

羽毛は99%輸入品です。羽毛が輸入移送されるときは大量に圧縮されて届けられます。その圧縮された羽毛を、蒸気(スチーム)の力で羽毛本来のふっくら感と風合いを蘇らせる加工です。
移送時に混入するファイバーやゴミ等をもきれいに除去し、加工時の高熱でダニや細菌も死滅させます。
蒸気(スチーム)で加湿乾燥、冷却除塵された羽毛は、より自然な状態に蘇り、まるでサロンで洗い上げた髪のように艶があり、ふわふわと柔らかく安定したかさ高性を保ちます。

工程について

  • 加湿乾燥:120℃以上の高温スチーム処理を行うことで、ふっくら感と風合いを引き出します。
  • 冷却除塵:加湿乾燥時の熱をさまし、大きく膨らんだ羽毛から不純物やファイバーを取り除きます。

甲州羽毛ふとん®は全商品スチームパワーアップ加工を施しています。