
羽毛布団は長く使える寝具ですが、経年でボリューム低下や汚れが目立つことがあります。
その際の選択肢が、羽毛を洗浄し不足分を補充し、がわ生地も交換してよみがえらせる打ち直しです。
本記事では、羽毛布団の打ち直し(リフォーム)の基本と判断方法について解説します。
羽毛布団の打ち直し(リフォーム)とは?
布団の打ち直しとは、羽毛を取り出して洗浄・除塵し、必要に応じて足し羽毛を行い、新しいがわ生地へ詰め直す再生加工を指します。
長年使用して劣化している羽毛布団の状態を改善するもので、まずは、布団のがわ生地を解体し中の羽毛を取り出します。
取り出した羽毛を洗浄し、不足分については新しいな羽毛を適量追加します。
最後に、新しいがわ生地に詰めなおして縫製することで、打ち直しが完了します。
このような工程で進行することから、打ち直しは清潔性や保温性の回復に加え、サイズ変更などの調整にも対応できます。
以下にて、羽毛布団の打ち直し(リフォーム)の内容について解説します。
羽毛布団の打ち直し(リフォーム)の対応内容
打ち直しは先述した工程ごとの作業・羽毛の品質が、仕上がりを左右します。
まずは、羽毛を取り出して洗浄します。
羽毛を直接洗浄することで、汚れはもちろん、細かなファイバーなども取り除き、高温乾燥することで、雑菌やダニなども死滅します。
次に洗浄・乾燥の際に少なくなった分を補うため、新しい羽毛を補充します。
最後に新しいがわ生地に羽毛を詰めなおします。これで、古い羽毛ふとんが新品同様に蘇ります。
甲州羽毛ふとんでは、天然水での洗浄と足し羽毛、綿100%の高密度生地への交換を組み合わせたリフレッシュ加工を提供しています。
足し羽毛はお申込みの際のコースに応じて、お選びいただいた新しい羽毛を使用します。
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打ち直し(リフォーム)できない羽毛布団もある
実は、すべての羽毛布団が打ち直し向きとは限りません。
ダウン率が低い羽毛ふとんは、買い替えが合理的な場合もあります(ダウン50%未満はリフォームNG)ので、お布団の品質表示ラベルをご確認ください。
もし、品質表示ラベルの見えない場合は、中身を手でつまんでいただき、硬い芯(羽軸)を多く感じるものはフェザーの割合が多いため、お勧めできません。
柔らかいダウンが多く感じるものであれば、リフォーム可能と思います。
羽毛布団を打ち直すメリット

打ち直し(リフォーム)の主なメリットは「新品同様のふかふか感への復活」、「サイズや厚みを変更できる」「買い替えより割安」、「環境への配慮(ゴミ削減)」になります。
こちらでは、打ち直しで得られるメリットをご紹介します。
羽毛布団を長く使える
羽毛は使うほど汚れや絡まりが進み、ふくらみが弱くなってしまうため、保温機能をはじめとした羽毛布団の機能が下がってしまいます。
打ち直しでは洗浄で状態を整え、必要量を補充するため、保温性やかさ高が回復します。
結果として、買い替え周期を延ばしやすくなるため、愛着がある羽毛布団をさらに長く使い続けられます。
サイズや厚みを変更・調整できる
今お使いの羽毛布団も、住宅環境や、家族構成など、ライフスタイルの変化に合わせて、必要なサイズや厚みが変わってしまうことがあります。
打ち直しはがわ生地の作り替えと充填量の調整ができるため、シングルからダブルへのサイズ変更なども検討できます。
また、薄い肌掛け布団を、合い掛けや本掛けに仕立て直すこともできます。
買い替えるよりも安い場合がある
高品質な羽毛布団ほど買い替え価格が高くなりやすい傾向にあるほか、一般的に布団は粗大ごみに分類されるため、処分時にも費用が発生してしまいます。
そのため、中身の品質が十分であれば打ち直しの方が高い費用対効果を期待できる場合があります。
買い替えとリフォームどちらがいいかの判断ポイント
羽毛布団を買い替えるか打ち直すかを判断する際、使用年数と品質表示ラベルを確認しましょう。
たとえば、ダウン率が高い布団は、打ち直しでふくらみを取り戻せる可能性が高いとされています。
一方、ダウン率が低い布団は改善幅が小さく、買い替えが適する場合があります。
打ち直し(リフォーム)の料金

料金は「サイズ」「がわ生地のグレード」「洗浄方法」「補充量」により変わります。
コースにより価格は様々ですが、同等品の新しい羽毛布団を買い替えるよりは安く済みます
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羽毛布団を打ち直し(リフォーム)するタイミング

打ち直しの目安は年数だけでなく、状態変化で捉えることが要点です。
こちらでは、打ち直しを検討しやすいタイミングをご紹介します。
購入してから10年以上経っている
羽毛布団は使用年数が長くなると汗や皮脂汚れの蓄積により、ふくらみが弱くなりやすくなります。
クリーニングの場合はがわ生地の汚れは取れますが、中身の羽毛まで直接洗えるわけではないため、自然劣化し、羽毛の嵩だか(ふくらみ)がなくなってきます。
一般的には10年前後が目安といわれているため、この時期を目処に状態確認や買い替え、打ち直しを判断すると良いでしょう。
ボリュームが減ってきた
羽毛布団に含まれる羽毛は長年の使用で擦れたり絡んだりすることで、徐々に玉状になってきます。
玉状になった羽毛だとマス目のふくらみが弱くなって保温力が低下してしまうことから、掛けた時に暖かさを感じない場合は要注意です。
このような状態でも打ち直し(リフォーム)することで、ダウンのかさ高が回復し、がわ生地も新しくなるため、新品同様に生まれ変わります。
汚れが気になる
布団を使用していると、汗や飲み物などによりがわ生地が汚れてしまうことがあり、これらによって付着するシミやにおいは、睡眠の快適性を損ねます。
快適な睡眠のためには清潔感が重要ではあるものの、自分で羽毛布団を洗うのは難しいものです。
クリーニングとは違い、中身の羽毛を直接洗浄するため、新品同様に生まれ変わります。
羽毛が飛び出している
羽毛布団を使用していると、しばしば羽毛ががわ生地から飛び出してしまうことがあります。
これはがわ生地の劣化や縫製部の傷みによるもので、羽毛が出やすくなってしまっている状態です。
このような状態は、打ち直し(リフォーム)のサインです。
そのまま放置すると羽毛が次々に飛び出してしまうため、早めの打ち直しをおすすめします。
羽毛布団を打ち直す(リフォーム)際の注意点
打ち直し(リフォーム)は品質により価格幅があり、また、納期もかかるので注意が必要です。
以下にて、打ち直し(リフォーム)の注意点について解説します。
繁忙期には時間が掛かる場合がある
打ち直しは工程数が多く時間がかかる加工であるだけではなく、秋冬前は注文が集中するため、通常より納期が延びる場合があります。
一般的には数週間から1ヶ月程度といわれていますが、先述した理由により納期が延びてしまう可能性がある点には注意しましょう。
必要なときに使用できるよう、必要時期から逆算し、余裕を持った注文をおすすめします。
どうしても間に合わない場合は、代わりの布団の準備も含めてご検討ください。
追加料金が発生する場合がある
羽毛布団の打ち直しにおける追加料金は、規定以上の足し羽毛が必要になった場合などに発生します。
また、選ぶがわ生地のグレードやオプション加工によっても価格が変動します。
見積の際は、基本料金に含まれる範囲と追加条件を明確にしておくことが重要です。
打ち直し(リフォーム)する業者の選び方

数多くある打ち直し(リフォーム)業者を選ぶ際は、「洗浄の方法」「足し羽毛の品質」などを確認しましょう。
こちらでは、打ち直しする業者の選び方をご紹介します。
洗浄方法を確認する
「プロに任せれば大丈夫」と思っていても、業者によって技術や加工方法が異なるため、洗浄は見た目以上に差が出る工程です。
汗や皮脂汚れが残ると、ふくらみの回復やにおいの改善が不十分になる場合があります。
高品質のサービスを提供している業者は、がわ生地から羽毛を取り出して洗浄しているため、まずは洗浄方法を確認しましょう。
ひと口に洗浄と言っても、
- がわ生地から羽毛を取り出し羽毛を直接水で洗う方法、
- がわ生地から羽毛を取り出し別の袋に入れて洗う方法、
- 布団のままで洗った後羽毛を取り出す方法
などがあります。
どのように洗浄したかにより、仕上がりに差ができますので、確認をおすすめします。
補充される羽毛の品質を確認する
現状の羽毛量が不足している場合羽毛を足されることがありますが、そのときに足される羽毛の品質も確認しておきましょう。
足し羽毛はボリュームを左右し、温かさにも関係することから、ダウンの種類やグレード、補充量を確認しましょう。
おわりに
本記事では、羽毛布団の打ち直し(リフォーム)について解説しました。
打ち直しは、洗浄・補充・がわ生地交換を通じて、お使いの羽毛ふとんを新品同様に生まれ変わらせるサービスです。
お使いの羽毛ふとんのダウン率などを確認し、買い替えの場合と比べてみると検討しやすくなります。
また、料金は工程と材料で変わるため、条件を揃えた比較が有効です。
甲州羽毛ふとんでは、羽毛ふとんのリフレッシュ加工サービスを提供しています。
古くなった羽毛ふとんを富士山の天然水で洗浄し、新しいがわ生地に交換して新品同様に生まれ変わらせるサービスです。
羽毛布団の打ち直しをご検討の方は、ぜひご相談ください。


